どこから書きましょうか。
一昨日の朝、いつもと同じです。いつもの様に、一緒に起きて、階下へ。支度を済ませて、7時30分前には朝ごはん。
・・・最近では、90gのドライフードを3度に別けて与えているのです。月齢と体重から割り出した適量のMAXは245gですから、かなり多い量です。
それを食べてから30分もしないうちに戻しました。
おかしいな?フードのふやかし方が足りなかったせいだろうか?
少し、様子を見よう・・・再び、与えました。
その後、いつもの様に私が掃除、洗濯をする間、ボールを足の前に置いて大人しく待っていました。
ボール遊びを始めたのは、10時過ぎだったでしょうか?
正午まで、休み休みしながら遊んだ後、水を飲ませてから私が朝から何も食べていないことに気づき、食事の用意をしていると・・・・
様子が、いつもと違うのでまた、「水飲む?」と聞きました。
飲みたい!という素振りです。与えると、いつもの倍以上も飲みました。
これは、おかしい・・・
見守っていると、私にぴったり寄り添ったり、膝の上に乗ったりして、私に離れて欲しくないという仕草・・・
これはどうも、増々おかしい・・・
と、案の定、戻しました。
元気もないし、時間が進むにつれ、悪くなっている・・・
病院に電話をし、午後1時過ぎに到着です。
戸締まりはしたけど、電気器具のスイッチを消してないことを思い出しながら・・・
そこは、午後は5時からの予約診察の動物病院でしたが、時間外で診ていただくことになったのです。
体重を計り、まず、問診、触診。
「いつもこんなに痩せているのですか?痩せているから直ぐに分かるのですが、お腹にごりごりしたものがありますね」
それで、血液検査と、レントゲン検査をしたところ・・・
結果が、芳しくありません・・・
「肝機能障害です。数値が異常レベルです」
GOT、GPTが通常レベルの5倍、8倍・・・他は、特に異常なし・・レントゲン写真を見ると、肝臓が著しく肥大し、他の臓器が見えません・・・
「こういった場合、悪性リンパ腫の可能性があります」
といわれ、私はどういう顔をしていたでしょう・・・凍りついたとはこのことです。
「エコーで腹部を診ます」
と通され、お腹を天井に向ける様に寝かされ、2人に動かない様、体を抑えられている以外は、人間と同じ・・・
クロエをあやしながら、エコーの画像を見せていただきました。先生がおっしゃるには、「問題は肝臓ではないですね、どうやら胆嚢に胆泥がたまっている様です」
これがパンパンで、肝臓を圧迫し、肝臓が大きくなったと思われる・・・らしく、かなり重症・・・
手術をする場合の、手順を聞きながら、クロエが振り返りながら私の元を去って行く映像が脳裏に浮かびました・・・
放っておいてもダメ、手術が成功しても、よくならない場合が多いと聞かされ・・・どう希望を持てばいいのか。と自問しながら、先生に全てを託しました。
クロエには明るく声をかけながら・・・
その後、手術、入院費等の見積もりを渡され、説明を受け、文字が滲みながらも麻酔の同意書にサインをしました。家族にも電話しました。こんなことになろうとは・・・彼も驚きを隠せないでいました。
午後2時55分、シェーバーでお腹の毛を剃る音が、聞こえてきました。
どうやら、手術が始まった様です。
その後は、これからどうして行けばいいのか・・・いいイメージに思考を廻らせようと努力してはみたもののうまくいきません。
私と代われないのだろうか?
午後、4時。開院中ではないのに、お客さんが・・・
フードを買いに来たのですね。
この人には罪などないけど、時間くらい守ろう。・・・と、フード、そんなに買うのね。・・・と、涙しました。
電話も数度ありました。その度に、スタッフがオペ室から出て来られるので、これ以上、鳴らないで!と祈るばかりでした。
4時28分、ステープラーで何かを閉じる様な音がしました。
縫合しているのですね。手術は終わった様です。
しばらくすると、先生が出てらっしゃいました。
「手術は成功です。安心してください」
手術の映像を見せていただきました・・・・
スゴい。手術の方法も説明してくださりました。
で、パンパンだったのは胆嚢ではなく胃で、幽門が狭くなって胃の中から出て来る出て来る・・・・食べかけの大きな牛のひづめ・・・!!!
そう、最悪の事態ではなかったものの、胃の切開手術、ひづめ摘出&幽門を広げる手術です。
またしても、私の監督不行き届きが原因。
それぞれ4cm前後四方の丸呑みしたかけら、およそ7つ。
これが、慢性的に胃に停滞し、これに傷つけられた幽門は変性をおこして硬化、閉塞・・・胃の中は常にいっぱいなものだから、その動きも悪くなり、それに伴って大腸の動きも低下していたということでした。
胃が肥大し、肝臓を圧迫して、肝臓の機能障害で肥大・・・
肝臓そのものは、健康らしく、術後は安心していい状態だということでしたが・・・
ガムを丸呑みした経験から、牛のひづめに替えて数ヶ月・・・こんなことになろうとは。
もっと小さい頃は、顎の力が弱く、大きくは噛み砕けませんでした。これがちびたら新しいものと交換し、見ていないところでは口にさせませんでした・・・
成長して、過信していました・・・
小さくなったものは、取り上げていましたが・・・ひづめを噛んでいる時は、目を離していました・・・・そんな大きな状態で丸呑みしているなどと思ってもみず。
たまに便に混ざっていたのは、小さい方だったのですね・・・
いつからだろう、ひづめが胃に溜まり出したのは・・・
最近は与えていなかったから、かなり経つはず・・・
身近な私たちが、しっかりしないと・・・
「この状態で、2、3日放っていたら、衰弱死していたでしょう」
と告げられ、時間外診療でしたが、無理をいって来て、よかった・・・
そう思うと同時に、ギリギリまで症状が出ない恐さを思い知りました。
ひづめの代用は何がいいか、うかがいましたが、クロエの場合は、大きいまま丸呑みする危険性が高いので、何もあげなくてよい。
といわれました。
勘違いしていました・・・フードも丸呑みしてしまうので、ふやかして与えているため、何か噛む物を与えなくてはいけない・・・と思い込んでいました。
手術後、クロエはこんな情けない私にしっぽを振って歓迎してくれました・・・うつろな目、閉じられない口で。
あさはかな私を許してくれる、クロエ・・・
もう、何度も私のせいで、痛い思いをしているのに・・・
最短3日、最長5日の入院になるだろうということでしたが、その間は「あとおい」をするので、できれば面会謝絶・・・・
そうね。とくに、クロエは動く方だし・・・
またね。
ごめんね。
痛み止めを点滴されたクロエに別れを告げ、帰宅しました。
午後5時30分。
家族に、手術が成功したことをメールし、嘔吐したまま出かけたので、掃除、絨毯を洗濯・・・
落ち着いたところで、午後6時30分・・・いつもなら、遊んでいる時間ですね。
思えば。
この激やせさん、前の医者では心配ない。といわれていました。
毎月の体重の計測で、前の月より痩せているのに、問題ない・・・。変だと思っても、病院で大丈夫だといわれれば、安心できることばにすがってしまうというか・・・それでも9ヶ月を過ぎたあたりから、体重が増えない・・・と訴えていましたが、笑顔が返されるばかり。
私たちに、真剣さが足りなかったのです。
いつも違うスタッフという大きな病院です。1頭1頭に注意が払われるわけではないのです・・・飼い主がしっかりしなければ。
そこで、食い下がらなくてはいけなかったのです。
あと、5日間、頑張れ、クロエ・・・
ごめんね、クロエ・・・・
謝っても謝りきれません・・・
主人のいない部屋を虚ろに眺めながら、
ふと、気づきました。
朝から何も食べていないのに胃が重苦しい・・・
クロエと私は一心同体?
不甲斐ない私を、慕ってくれてありがとう・・・そしてごめんなさい。
はやく、よくなってね。
家族は翌日の午前1時過ぎに帰宅しました。
経過を詳しく説明しました。安心した様子です。
生きるか、死ぬか・・・という話も出た日に、深夜までの仕事・・・辛かったでしょうね。
そうして、私たちの短くて、長い一日が終わりました。
この動物病院を紹介してくださった、S様、感謝しております。
主治医はいないとダメですね。
「血液検査したことないのですか?」と念を押された時は・・・もう、私、血の気が引きました。
簡単な検査で、不測の事態が防げるのに・・・
馬鹿・・・犬は自分ではできない、そのための飼い主なのに・・・
そして、ああ、自分の健康診断さえしていない・・・
クロエのいない部屋は、寒いんです。
暖房の設定温度も上げました・・・
もう、なにもかも失格なんです。
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